2011/05/05

スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団(2011)

(あらすじ)
冴えないオタクでバンド少年のカナダ人スコット・ピルグリムくんは
ある日の奇抜な髪型の美少女ラモーナと運命の出逢いを果たす
劇的なボーイミーツガールで芽生えた恋愛であったがラモーナの過去は複雑で
多種多様で邪悪な元カレ7人を倒さないと彼氏として認めてもらえないらしい

ラモーナ姐さんたくましすぎる…!
あとボンクラということになっているスコットくんが初めからチャンネーにモテモテで
腕っぷしも強いということがなんだか話の説得力に欠けるような
しかしころころ場面が変わる演出や、8BIT感溢れる音楽、リズムのいい会話のおかげで
単調になりそうな話も飽きずにクライマックスまで楽しく観られて満足でした

2011/04/24

エンジェル ウォーズ(2011)

(あらすじ)
身寄りを失い、継父に精神病院に送られた主人公ベイビィ・ドールさんが
エロティックダンスと妄想を武器に、仲間とともに自由な人生を求め脱走を目指す

ザック・スナイダリングアクションはもりもり見られました
個人的には開始30分で施設を脱出し、各キャラクターの実家巡り兼復讐、
最後に妄想を武器に継父を日本刀で真っ二つで「THE END」
という話だったらガッツポーズでした

レッドソニア(1985)

(あらすじ)
女王ゲドレンは万物を司るデカイ水晶・タリスマンを手に入れ
恐ろしい力で各国を滅ぼし世界征服を企んでいた。
ゲドレンに寄って村を焼き討ちにされた女戦士ソニアは旅中
男戦士のシュワちゃんや、国を失った幼い王子とその従者を従え復讐に向かう。

ローズ・マッゴーワンでのリメイクが中断になって本当に残念です
強く美しく男を近づけないソニアをマッゴーワンが演じていたら私は
体のあらゆる穴から血を吐きながらほほえむだろう

2011/03/27

ファンタスティック Mr.FOX(2009)

(あらすじ)
愛する妻から妊娠を告げられ、Mr.FOXは泥棒をやめて新聞記者になったのが12年前
ある日新聞で見かけた丘の上の木に家を移したことをきっかけに、泥棒稼業を再開
丘の向こうに見えるボギス、バンズ、ビーンという怖ろしい農場主のもとへ盗みにはいるが
ちょっと派手にやりすぎた 3人があの手この手でMr.FOXを狙いにくる あ、大変

はやくもう一度観たい!観たい!
キャラクターは細かいとこまでどれも魅力的だし、アップテンポで軽快な構成が気持ちいい
ヘンリー・セリックが「コラライン〜」で見せた超絶ストップモーションに比べると
今作のキャラクターの動きはどうしてもぎこちなく見えるけれど、
それがかえってデフォルメ表現のように感じられ、キャラクターの特徴的な動きにつながっている
「きょうの君は輝いているよ」のところの表現も好きです

ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ天使たち〜(2011)

(あらすじ)
86年に公開された「ドラえもん のび太と鉄人兵団」のリメイク作品
ザンダクロスの頭脳がなんか小鳥になってた

旧作ではなんだか唐突に人間サイドに寝返ったなーという印象のリルルさんでしたが、
今作では人間とリルルの間にピッポさん(ドラえもんが道具でしゃべれるように改造した
ザンダクロスの頭脳)がいることで、大きなイベントの変更はしないまま、
そのへんが自然かつ分かりやすくなっています

おまけで貰ったザンダドラは本編には登場しませんがすばらしくマッドな造形ですね
あとこの動画なんでこんな薄暗いところで撮影しているのでしょうか…怖いよ…

2011/03/17

イップ・マン 葉問(2011)

(あらすじ)
ブルース・リーの師匠イップ・マンの半生を映画化、その第2弾
詠春拳の道場を開いたイップ師夫 あるとき弟子が大きな道場の門下生ともめてしまう
頭をさげにいったところなんだかんだでそこの師範ホンと戦うことに
戦いののちに認め合う二人であったが、そこへ新たな敵イギリス人ボクサーが立ちはだかる

丸い板の上で戦うサモハン、中国武術の誇りをかけて血まみれで戦うサモハン、
奥さんと子供たちを愛するサモハン…いいサモハンの目白押しです
サモハンのこどもがデブなところもまた非常に良いです
上映時間109分ですが短く感じました 帰り道で詠春拳のまねしたくなる

冷たい熱帯魚(2010)

(あらすじ)
小さな熱帯魚店を営む社本夫婦はひとり娘の万引きをきっかけに
巨大な熱帯魚店アマゾン・ゴールドのオーナー村田と出会う
親切で決断力のある村田の前に社本は家族に対する自分のふがいなさを痛感するが、
だんだん村田はほんとうは良い人ではないような気がしてくる
だって気づいたら殺人の手伝いやらされてるし

平山夢明がトークショーでこの作品を語ったときに「殺人ですらも小さなイベントを
じゅじゅつなぎにして描いていく、日常と地続きになっている」
というようなことを言っていたけれど、
日常生活、殺人、死体を捌くという一連の課程がなによりも自然なのが印象的
ただでんでん演じる村田がいなくなってからは虎眼先生なきあとのシグルイのように淋しかった
とにかくでんでん でんでん怖い 怖いでんでん でんでん